3月5日(日)浜松市福祉交流センターにて、2022年度ピンポイント研修会を開催いたしました。

今回は、「困った子?困っている子?の理解と対応について考える~子どもの居場所~」をテーマに、講演会とシンポジウムを行いました。

講演会では、講師の平野直己先生(北海道教育大学教授・臨床心理士)が、数々の実践から、地域を活用した居場所づくりと意義についてお話くださいました。子どもを理解しようとする姿勢や態度、子どもの思いを信じることについても、お話がありました。参加者のみなさまからは、”子どものために地域でやれることがあると気付いた”、””現場目線での話で明日への気付きになった”、”子どもを支えられるコミュニティづくりのために、大人もつながりを感じて良かったと感じられる体験ができたらよい”など、様々なご感想をいただいております。

シンポジウムでは、高橋祥二先生(浜松市教育総合支援センター 発達支援グループ指導主事)、柴田俊一先生(常葉大学健康プロデュース学部 こども健康学科教授)、野呂耕助先生(浜松市スクールカウンセラー)が、シンポジストとしてご登壇くださりました。

シンポジウムでは、”問題が起きてから対応するのではなく、学校にいるすべての子どもへの予防的関わりが必要であること”、”人が親になっていくための支援を行うことが大切であること、それが将来の子どもの支援につながること”、”子どもにとって、誰か一人との間でもいいので『分かってもらえた』という体験ができるだけで人生が変わっていく。そのような機会があってほしい”など、お話をいただきました。

参加者のみなさまにおかれましては、ご多用のなかご参加くださり、誠にありがとうございました。

オンデマンド配信をお申込みのみなさまには、2週間後の3月19日より配信を予定しております。

今後ともよろしくお願いいたします。